『エコエコアザラク ~眼~』オープニング | 魔法使いの赤い城

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『エコエコアザラク ~眼~』オープニング

ご訪問ありがとうございます。
青木無常です。

今日から何回かの更新にわけて、
2004年に放送されたテレビドラマ
『エコエコアザラク ~眼~』の
あらすじや感想を連載いたします。



本日は第一回めとして、第一話……
ではなく、オープニングから。
なぜオープニングからか、というのは、後述いたします。



古賀新一先生原作の人気漫画『エコエコアザラク』は、
何度となく映像化もされています。

『エコエコアザラク ~眼~』もそのひとつで、
テレビ東京において2004年始めに放映された作品。

数あるエコエコアザラクの映像作品の中でも、
特異な位置にあるといってもいいと思います。

すなおに解釈すれば、原作とは全くの別ものですが、
むしろ積極的に原作とのリンクを試みた部分もあり、
のみならず、他の映像作品とも繋がりを示唆している
描写も見うけられます。

いずれにせよ、ムード重視の描写が中心で、
それだけに、少ない予算で不気味な感じが
うまく表現されていたり、
出演している複数の女性たちの
美しさが際立ったり、という、よい点も
多々ありました。

が、各エピソードで小さな事件が起こり、
解決されるという、従来のエコエコアザラクの
基本的な構造に沿いつつも、
物語全体でひとつの大きなエピソードが語られる、
という別の構造に加えて、
断片的にその"大構造"に関わる描写が
あちこちにちょこちょこ挿入されるという、
煩雑かつ説明不足な部分が頻繁にあるため、
どうも全体としてどういうストーリーなのか、
という点が曖昧模糊としていました。

いってしまえば、消化不良な感じで
終わってしまったような記憶があったわけです。

長年抱えていたこの引っ掛かりを解消すべく、
ウェブサイトなども検索して情報を収集しつつ、
全話を見返してみて、ようやく概要が
理解できたように思います。

今日から、ネタバレあらすじを中心にして、
そのあたりを記事にしていきます。

☆★☆★☆

で、第一話にとりかかる前に、
まずはオープニングの主題歌から入るというのは
すでに書いたとおりです。
(第一話のあらすじ、感想は、次回更新にて)

なぜオープニングから入るのかというと、
理由は主にふたつ。

その第一は、オープニングタイトルの
出来が非常によいこと。
正直な話をすると、
毎回、このオープニングタイトルを見るのが
ひとつの大きな楽しみになっていました。

主題歌は、D-LOOPというアーティストの
「Destination」という曲です。

のびのいいハスキーな、力強いボーカルと、
鋭く世相を切る歌詞、
不安をそそるアップテンポなメロディ、
そしてそのメロディを支える効果音と、
楽曲自体も耳に残る非常に印象的なものでしたが、
それに加えて映像処理がきわめてキャッチーで、
つかみとして非常に強力なオープニングとなっていました。

このオープニングタイトルは
"心地よい不快さ"とでもいうべき雰囲気をかもし出して、
私のハートをがっちりとらえて離さない感じだったんです。

映像も音楽もないブログという媒体で
どれだけそれを表現できるかわかりませんが、
できる限りその魅力を伝えてみます。



まず番組が始まると同時に、
不安をそそる弦の旋律が高らかに鳴りわたり、
縦に裂けた不気味な虹彩の画面で
物語の開始が告げられます。

象徴的な映像がちりばめられつつ、
『エコエコアザラク ~眼~』なる
番組タイトルが提示されてイントロが終わり、
Aメロでは主人公である"黒井ミサ"の
ショットが続きます。

上野なつひの和風な、
凛とした美しさのあいまあいまに
魔術道具等の
不気味さを助長するカットが差し挟まれ、
効果音とともに、
猫背で佇む黒い影の映像が出現してBメロに移行。

アップになった見開かれた"眼"が
蛇のように虹彩を縦長に収縮させる不気味なシーンで、
この物語が"眼"にまつわる呪術的な
物語であることが改めて提示されています。

アサメイ(儀式に使う短剣)をかまえる
黒井ミサのショットが複数方向から繰り返され、
背を向けると、再び黒い猫背の影。

サビに突入するとともに、
他の主要登場人物が立て続けに映し出されていきます。

劇中のもっとも印象的といっていいシーンが
効果的に切りとられて提示され、
サビ前半部のクライマックスには
物語全体のキーパーソンである"山中博美"のショット。
その前後には、
これもまた物語全体を象徴する
"ふたつの塔を持ったゴシック風の門"が
"呪われた都市"である東京の背後に浮かび上がる。

サビの後半部は再び黒井ミサの
ワンショットが続きますが、
ゆっくりと歩く姿やカードをかざす姿など、
扇情的なAメロ部分とは少しちがった、
静かながら凛々しい姿が中心となります。

以上が、オープニングタイトルの
おおまかな映像の流れです。

演出のたくみさが際立つ導入ですが、
特に印象に残るのが下記の二箇所。

1.歌がサビにさしかかる部分、
 アサメイをかまえたミサが背を向け、
 一瞬の魔法陣が挿入された後に、
 黒い不気味な影が映し出されるシーン。
 ここの映像と効果音が、もっとも頭に残ります。

2.楽曲の間奏部分
 (テレビではオープニングのラスト、
 スポンサー紹介の直前部分)
 ミサが手にしたカードを
 画面右から左にゆっくりと移動させていき、
 最後にくるりと裏返すシーン。

三津谷葉子、杏さゆりなどの、
女優陣の美しさを切りとった演出も
光りますね。

改めて見てみると、
男優はひとりも出てきていません。
製作者サイドの、
美意識のあらわれなんでしょうかね(^_^;)。



楽曲に関してですが、効果音ともあいまって
(CDにもこの不気味な効果音は
多くの部分がそのまま使われているみたいです)
一度聴けば忘れられない、印象深い曲なんですけど、
特に売れたという話はききませんね。
私は大好きなんですが。

楽曲を提供しているD-LOOPに関しても、
あまり情報はないようです。
「Destination」をリリースした当時は、
メインライターでありキーボーディストでもある
葉山拓亮という人と、ボーカルのMINAMIという人、
二人で活動していたらしい。

葉山拓亮さんはエイベックス系のアーティストに
楽曲を提供したりもしているようです。
LUNA SEAの河村隆一とユニットを組んでいたらしいのですが、
現時点では活動休止状態になってしまっているそうです。

ボーカルのMINAMIさんは、残念ながら2010年1月、
逝去されたとのこと。

このハスキーでのびのいい、
印象的な歌唱が永遠に失われのかと思うと、
非常に残念です。

Amazonリンク



さて。
オープニングの主題歌から入る理由は二つある、
と最初にいいましたが、
第二の理由はまだ話していません。

というか、次回までひっぱります。
申し訳ありません。
次回までひっばる理由も、もちろんあります。
それも、次回更新で。

それでは、また。

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詳細なあらすじになる場合もあり、ネタバレもがんがんしまくりますので、あらかじめご了承願います。

一応ネタバレ部分は
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のような感じで括って中身の文字色を変えておきます。
必要に応じてドラッグ反転でお読みいただきますよう、お願いいたします。

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